平成18年11月28日に、ポートアリーナにおいて、第8回火星ローバーコンテストin千葉が開催されました。
今年も広い会場中央にローバーのコースが置かれ、大勢のスタッフの皆さんが、てきぱきと進行されていました今回は、TEAM KITTYとして、小学校1年生のキクが出場することもあり、有線部門と体験展示を中心にレポートしていきます。
今回我がチームキティが準備したローバー「キティワン」は、ご承知の通り、ホームページで2回に渡り紹介し、店内でも体験でも走行をするなど、ご承知の皆さんも多かったので、直前のサプライズ改装を行い大会に臨みます。
ローバーに搭載のカメラ用電源の余剰分で、アーム部にヘッドライト・四隅にガチャガチャのケースを使い、透明部分をサンドペーパーで擦り、中に入れたLEDの光を拡散させ、しかも交互に点滅させるようにしました。いざ出走!!
立派にアピールタイムをこなし、残り2分30秒(>_<)ひたすらゴールを目指して火星への導入路を走ります 以外にも慎重な操縦で、時間は刻々を進んでいきます。マシンは早くできていたのに、練習嫌いでほとんど走らせなかったツケが・・・・・・ 結局、タイムアップでゴールできず、当人ショックかと思ったら、この余裕のピース。
この後、体験コーナーではじけました。
競技が終了しても、会場内に出された体験ブースが充実していていろいろ楽しむ事ができます。 千葉大CRSは、ローバー博士の大木さんが、自作ローバーを展示、そのほかにもCRS主催ロボット競技車両を展示 千葉工業大学では、リモコンマイクロマシンの体験走行を実施、ちっちゃなリモコンが凸凹路面を疾走します。
JAXAの展示コーナーでは、宇宙服(裏から顔を出せる)の他にも宇宙ステーションの模型や、たくさんのパンフレットがありました 今年は県立千葉高校の皆さんがスライム作りや発泡剤を使ったロケットの製作体験を、なぜか我が家にはスライム3色とロケット1台が・・ NPO千葉サイエンスの会では3種類の体験ができました。各ブースは体験希望者の対応に忙しそうでした。
同じような年齢の子が多いせいか、完全にはじけ、ひとりでいろいろなところに出没していました。
彼女にとっても良い体験だったのではないでしょうか。
写真に出ている他にもたくさんの団体の展示・体験教室がありました。
JAXAの宇宙服体験コーナーでヘルメットから顔をのぞかせるキク。ヘルメット越しに見る世界はどんなものか? 科学クラブの工作体験コーナーで教えてもらいながら工作するキク。完成品は右写真のように振り回すと「ブーン」と唸ります。
有線操縦クラスの考え方いろいろ
キティワンと同じ考え方のローバーです。
加工が必要な部品を、他の規制パーツに置き換えたりして動きを充分に理解してます
三輪式ローバーです。もうちょっと煮詰めるとさらに面白い物ができるのではないかと思います次回はパフォーマンスに期待したいです。 今回市長賞の有線ローバーです。コントローラーに注目(なんと6操作が可能)携帯電話のカメラ機能や2種類のアームなどアイデアに感心
まとめ
今回のコンテストは、ただ見るだけではなく、キクを参加させ、実際の大会の様子を、参加する側から見たいと考えローバーを製作しました。
結果としては、小さなトラブルや、操作に不慣れな点が災いしゴールすることはありませんでしたが、キクにとっても良い体験になったのではないかと親としては喜んでいます。
このイベントに対するスタッフの皆さんの連携も良く、これだけのスタッフと参加チームの割には進行のスムーズさに感心しました。
それと勉強不足で申し訳ないのですが、千葉市にこれだけの理科系クラブがあったのかと展示コーナーを見て改めてビックリしてしまいました。市政だよりや地域新聞の案内コーナーなどで目にすることがありますが、実際にどんな活動をしているのかを見るには、このような機会に出向かなければわかりません。
コンテストに参加しなくても、この会場に入って体験コーナーの工作や実験をすることによって、貴重で楽しい経験ができるのではないかと思います。
ゲームセンターや、遊園地での与えれた楽しさも良いのですが、作り出す楽しさは、小中学生の将来の姿に大いに影響を与えるのではないかと思います。
かなり欲張りなのですが、今後期待することとして、電力やガス会社によるエネルギー変換の体験ミニコーナー(燃料電池・風力・地熱等)や、千葉県に本社のある世界に誇るラジコンシステムのトップメーカー双葉電子工業?による飛行機・ヘリ・ロボット等の展示・実演・体験などが行えればもっと楽しいかなと、親の立場で思いました。
私が火星ローバーを作る理由
今回火星ローバーにキクを参加させた理由は、微力ながらローバー製作のアイデアや情報を発信したいと考えているからです。
私が子供の頃は、ものの仕組みはわかりやすいものでした。
機械は修理して使うのが当たり前、テレビの修理屋さんが、自宅に上がって裏蓋を外しオレンジ色に光る真空管を交換したり、メーターで測ったり・・・じかに動く機械や仕組みを見ることができました。
ところが、最近の子供の周りにあるものは分解できない・壊れたら買い換えるものばかりです。
一世を風靡したミニ四駆も、最近の小学校高学年の子が箱を開いて「無理」といって蓋を閉めているところを何回か見ています。
工学部系の大学生が、入学するまで物を作った経験がないということなど、今では当たり前です。
そんな子達に「自分で考えて、自分で作りなさい」と言ってもいかがなものかと、彼らはやる気満々なのですが、知識や経験の引き出しが、僕らの子供時代に比べ少ないようです。
そこで、ホームページや店内で私の作ったローバーを見てもらい、コピーしてもらう、中には加工が必要な部品もありますが、作りたい子は一生懸命その動作を理解しようとします。
部品を違うものに置き換えたり、中には感心するほど発展させる子もいます。
私がラジコン屋なのに有線(リモコン)にこだわるのは、操作数を増やしても無線式に比べ、格段に制作費がお手ごろで、個人参加しやすいからです。

そして、今年出来上がったものは写真にでも撮っておいて、バラしてまた来年には発展させるか違うものを作る部品にしてしまえばいいんです。
そんなきっかけ作りをお手伝いしたいため、来年も新しい考えでローバー作りを行いたいと考えています。(まあ、基本的に工作好きなので、あるラジコンのお客様には「実験君」と呼ばれています)
キクもいくつまで付き合ってくれるか判りませんが、学年が上がって一緒にローバー作りの意見が出し合えたらと期待しています。