9年目の火星ローバーコンテスト

火星ローバーコンテストが千葉市科学館で開催、参加選手も過去最高とさらに盛り上がりを見せている。

前回までのポートアリーナと違い、きぼーる内の1階ロビーと3階体育館を使用しての大会で、主催も千葉市科学館
が初プロデュース。

どうなることかと思ったが、担当の皆さんの奮闘でなかなか良い大会になったようだ。

大会に携わった皆さん、お疲れ様でした。

ええっ図面が読めない・・・・・・・・・

私達の年代では、中学校の技術家庭科で一角法・三角法の製図の勉強をしました。

だから今でも図面を読むことができるし、書くこともできます。好きが高じて線図も読めます(書けません)

今は製図の授業は、行わないということを聞きました。

パソコンで製図ができるからいいのでしょうか、いやいや紙で設計することを覚えないと、全体を把握できないぞ。

設計しているものを、パソコンの画面上でクルクル回す機能もありますが、簡単な構造のものは自分の頭の中で
クルクル回せるようにならないと後々大変だぞと思うのは私だけでしょうか。

工具が無い・・・・

今回の参加選手中、オリジナルシャーシを組んで参加した選手は数チームでした。

自分の希望したデザインのローバーを作りたい場合、アルミアングルを使ったりしてオリジナルシャーシを作ること
が必要になってきます。

聞くところによると、今の学校には旋盤は無くボール盤があるくらいと聞いていますが、それも事故があるといけない
と言う理由でなかなか貸してもらえないようです。

そういう状況を配慮したのかどうかわかりませんが、入賞賞品の中に電動工具なども入っていたのはいいことだと思
います。

各地で工作教室をボランティアでやられている方に聞いてみると、怪我をするといけないからハンダ付けやカッター
までも使わせてくれないという話をよく聞きます。悲しいことです。

時代が違うというかたには、本田宗一郎著「私の手が語る」を読んでもらいたいなあと思います。

日本人は手先が器用という言葉は、箸を使うからといいますが箸をうまく使えない、えんぴつもうまく持てない子どもが
増えていることは事実です。当店のホバークラフトの説明書の中にも、カッターの使い方を図解しているほどです。

話がそれてしまいましたが、オリジナルシャーシが作れる環境がもっと揃うと楽しいことになるのですが。

まねしなさい

昨年うちのKIKUちゃんと参加した火星tローバーコンテストの出場車「KITTY−ONE」と似た考え方のローバーや
科学館に試走用で収めたローバーに似た考え方を持ったチームがありました。 
 いいことです。

よく「人の真似をしないで自分の考えでやりなさい」と言う方がいましたが、現在日本の得意技と言われる技術は、ほと
んど外国の当時先進国からの真似から始まりました。

自分の中にヒントが無い場合、無理にやろうとする前に他の物を真似することも必要です。

全く同じものは作れないから、自分なりに近いものを作ろうとすることは前向きの考え方です。

ちゃんと動けば次のローバーへの展望が開けます。キットそのままを作るよりも数十倍の効果があり、その知識がすべて
その子の財産となります。

今の中学生は、ギヤボックスを作るのに1時間かかるとか、クランクの仕組みが良くわからないらしいということを聞きました。

わからないなりに真似すれば、作っているうちにわかるようになりますからどんどん真似しましょう。

無線ローバーはなぜ増えないのか

今回の参加車両を見ていると、圧倒的に有線タイプが多いです。

大会主催者としても遠隔操作の無線タイプの参加がもっと増えてくれたらと考えていると思います。

なぜ増えないのでしょうか、それは費用がべらぼうにかかるからです。

当店としても無線タイプの参加が増えるように、有線ローバーがそのまま無線ローバーになるようなものを開発していこうと
考えています。

来年に期待しましょう。